宮治勇輔

宮治勇輔  Twitter  プロフィール

養豚農家のこせがれ。一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業にするべく活動中。みやじ豚は銀座の松屋百貨店をはじめ多くの飲食店で扱われるように。毎月みやじ豚BBQ、農家のファミリービジネス研究会を開催中。都心で働く農家のこせがれに農業の魅力と可能性を伝えたい。

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農家・こせがれ限定商談会【12/2】

宮治です、こんにちは!

偶数月の第1水曜日は、農家とこせがれしか参加のできない交流会。
今回はやり方を変えて、5〜8名程度のシェフにお越し頂き、その場で商談会をしちゃいます!

【日 時】12月2日(水) 19:00〜21:30
【場 所】銀座ファーマーズラボ (http://www.farmers.jp/)
【参加費】4,000円
【人 数】最大35名
【対 象】農家のこせがれ・農業者のみ
【内 容】
1.イタリアン・フレンチのシェフに聞く「こんな農家と取引したい!」
 →品質・アプローチの仕方、事務的なやり取りなど営業に即役に立つ情報をお聞きします。
2.商談会〜学んだ営業のポイントをおさえ、シェフに自分の農産物売り込んでみよう。
3.参加者交流会 ※軽食・アルコールあり

▼申込みはコチラ ※11月27日(金)23:59締切※
http://goo.gl/forms/Q32uovv5X6

▼こせがれ交流会ゲストシェフについては随時FACEBOOKで公開
https://www.facebook.com/kosegare.net

農産物が用意できないこせがれの方もぜひお気軽にご参加下さい。
お客様が求めるアピールポイントを生で聞くチャンスです。

普段はどの様に仕入れているのか、客層は。
それぞれの品目での仕入のポイントなどなど、気になることを直接聞いてみましょう。

夢=職業ではないよね

みやじです、こんにちは〜

「ブログがイベント告知になってしまっている。

何とかしないとな〜」

と書いてそのまま来年まで何ともしない。

というパターンを今年は脱却するために、とりあえず書いてみます。


大学を卒業し、新卒で入った会社に4年3ヶ月勤めた。
2005年の7月に実家に戻り、株式会社みやじ豚を設立したのは2006年の9月。

戻ってきて、もう8年半になりますか。

遠い昔のような気もするし、つい最近のような気がしないでもない。

実家に戻る決心がついた最大の理由は、

「一次産業を、かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業に。」

という志が定まったから。

この言葉が天から降ってきたときに、

「実家に戻って親父の後を継いで農家になろう。」

と決心できた。


今でも、この言葉が自分の心の支えとなっている。






理念

ビジョン

などなど色々ないい方はあるだろうけど、この言葉は僕にとって
全てに当てはまる。


この言葉は、農家のこせがれネットワークへとつながり、
農林水産省のイベントにも使用されるようになった。


農業界にいる全ての人にとっての願いといえるでしょう。
(一部、農家に稼いでもらっては困る、という方もいるかもしれませんが。)


なんせ、農業は3K産業の典型だなんてこれまで言われてました。
3Kというと一般的には、「きつい・きたない・危険」です。

農業は6K産業であるという見方をすれば、

「きつい・きたない・かっこ悪い・くさい・稼げない・結婚できない」

となるわけです。

こいつを、「かっこよくて・感動があって・稼げる」3K産業にひっくり返す
というのは、めちゃめちゃ自分のモチベーションをかき立てるわけです。


小学校や中学校で講演させて頂くこともあります。
その時、話をするのは、

「夢=職業ではないよ」

ということなんです。

「将来の夢を作文で書いてきて下さい。」

という宿題が出ると、おそらくクラスに40人いたら40人が、

「私の将来の夢は○○になることです。」

という作文を書くはずです。少なくとも僕が小学生の頃はそうでした。

将来の夢が職業になっているのです。


すると、

その職業になれなかった=夢が叶わなかった

となります。

だから、

「大人になるというのは、夢を諦めることさ」

「夢は寝ている間にみるものさ」

なんて話になるんです。
(小さい頃からの夢をずっと追い続ける人は珍しいですが。
僕だって、この言葉が誕生したのは社会人2年目の時ですし。)


一次産業を、かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業に。

という夢は、農家でも、八百屋さんでも、飲食店でも、先生でも実現できるはずです。

僕の夢はある意味あいまいです。
だけど、だからこそ、様々なカタチでその夢を追いかけることができるのです。


ちなみに、僕は実家に戻る前にイメージしていた「かっこいい、感動がある、稼げる」
というのは、

かっこいい→生産から顧客の口に届けるまでを一貫してプロデュースできる仕事

感動がある→市場に出してどう流通して誰が食べているのかわからないではなく、
      お客さんから直接「おいしいですね」「どのように育てているのですか」
      と対話ができる。

稼げる→生産から出荷で終わると稼げないけど、顧客の口に届けるまでできれば
    稼げる(はず)


ということでした。
これはめちゃめちゃ魅力的な仕事だと思いました。
これなら自分の人生を懸ける意義があると思いました。

それまでは実は、30歳までに起業しようと思っていましたが、特にどんな分野で
というものがありませんでした。30歳までに起業することが夢だなんて思っていた
けど、みやじ豚を設立して思ったのは、起業するというのは夢を実現する手段で
あって、夢ではなかったんだな〜ということです。


実家に戻って8年が過ぎて思います。
家業を継ぐというのは、こせがれにとって特別なことだと。
それ自体が、特別なモチベーションにつながるんだと。

僕は様々な起業家(の卵)とお会いする機会に恵まれますが、
一番気になるのはビジネスモデルや売上ではなく、どうして
その事業に取り組んでいるのかという部分です。

こせがれの場合は、「家業だから」で納得してしまいます。

農家のこせがれに限らず、実家が家業を営んでいる人には、実家に戻って
親父さんの後を継いで頂きたいな〜と常々思っています。


家業の魅力や可能性に気づいてもらいたいなと。


時間がきたので今日はこの辺で。

こちらのブログも

宮治です、こんにちは〜

昨日移動中に久しぶりに弟のブログをチェックしたら、僕より更新していてちょっと焦り気味。
最近は、こせがれネットワークのブログで毎週木曜日に記事を書いていて、これに力を注いでいるわけです。

群馬→秋田→長野 出張ものがたり

こしひかり発祥の地はどこでしょう?

技術を持ってる農業経営者が地域を引っ張る
 →大分・福岡出張編。我ながらいいこと書いてる(笑)

今年最初の講演は、千葉県での農業イベントでした。


ちなみに弟のブログはこちら。タイトルも文章もおかしい(笑)
でも、極数名熱烈な隠れファンがいるんだよなー

▼みやじ豚.com 兄の弟のブログ
http://blog.livedoor.jp/tengokumeijin384/


そんなわけなのですが、こちらも少しずつ更新していきたいなと思っていますので、よろしくお願いします☆

プロフィール

ymiyaji
宮治勇輔(Yusuke Miyaji)
1978/6/5生まれ

株式会社みやじ豚 代表取締役社長
特定非営利活動法人農家のこせがれネットワーク 代表理事


1978年、湘南地域の小さな養豚農家の長男としてこの世に生を受ける。
2001年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、株式会社パソナに入社。
営業・企画・新規プロジェクトの立ち上げ、大阪勤務などを経て2005年6月に退職。
実家の養豚業を継ぎ、2006年9月に株式会社みやじ豚を設立し代表取締役に就任。生産は弟、自身はプロデュースを担当し、兄弟の二人三脚と独自のバーベキューマーケティングにより2年で神奈川県のトップブランドに押し上げる。

みやじ豚は2008年農林水産大臣賞受賞。

農業プロデューサーとして湘南地域の活性化を目的とするまちづくりNPOのNPO法人湘南スタイルの運営にも参画。茅ヶ崎市の食と農業のポータルサイト「おいしい茅ヶ崎」をプロデュースする。
みやじ豚は順調に推移するも規模拡大をよしとせず、日本の農業の現状に強い危機意識を持ち、最短最速で日本の農業変革を目指す「特定非営利活動法人農家のこせがれネットワーク」を設立。一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業にするため、新しい農業標準作りに挑戦する。農家とこせがれのためのプラットフォーム作りに取り組む他、丸の内朝大学農業クラスのプロデュース、農業に力を入れる地方自治体のPR活動の支援、若手農業者向けの研修などを行う。2009年8月には、六本木に農家のための実験レストラン「六本木農園」がオープンする。今、最も注目されている農業支援NPOの代表として全国各地の講演活動に東奔西走。2009年11月、初めての著書『湘南の風に吹かれて豚を売る』を出版。2010年、地域づくり総務大臣表彰個人表彰を受賞。


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