農業を考える
2008年06月19日
日本農業新聞より『飼料高で生活崩壊』
日本農業新聞では連日、飼料高で日本の畜産業が危機的状況になることが報じられている。
もちろん、日本経済新聞やテレビのニュースでの報じられているが、どれだけの人がこのことを真剣に考えているだろうか。普通の消費者は、おそらく対岸の火事くらいにしか思っていないだろう。別に日本の農家が潰れても、海外からたくさん食べ物は入ってくるし、国産のものもそんなに高いわけではないし。
おそらく、この程度の考えだと思う。
6/18 日本農業新聞の1面。「飼料高で生活崩壊」「価格転嫁できぬ現実」というお題の記事によると・・・
長野県では、32年続けた養鶏農家が廃業した。
最盛期には養鶏で2億3000万円を売り上げたそうだが、飼料高に泣き借金はみるみるうちに6000万円に膨れあがったという。曰く、「スーパー本位の値段ではやっていけない。飼料代が跳ね上がるのに、卵価格はほとんど変わらない。」
僕たちは、「卵は物価の優等生」なんて喜んでいていいのだろうか・・・
また、北海道では「離農セール」と、牛を満載した10トントラックが何十台も連なり家畜市場に入場したという。運び込まれた牛の数は400頭で、空前の飼料高で廃業した酪農家の牛が借金のかたに売り渡される。それを見た酪農家は、「明日は我が身かも」と心の中でつぶやいたという・・・。
明治や森永など大手乳牛メーカーは4月から牛乳の希望小売価格を30年ぶりに値上げした。だが、1kgあたり10円程度。全てが農家に還元されるわけではなく、配分は「酪農家3円、乳業3〜4円、小売3〜4円」とされる。採算ラインにははるかに届かない。
値上げラッシュの4月にあっても大手スーパーは牛乳価格をなかなか改定しなかった。「原料高を店頭価格に反映するとは限らない。」(イオン)、「消費者の家計簿応援キャンペーン中で、極力値上げはしない。」(イトーヨーカ堂)。視線の先にあるのは消費者だ。
・・・そう今や、消費者が一番強い権限を持っている。消費者がどういう考えを持っているかで、政治も小売の世界も変わる。
その長野県の養鶏農家さんは、25年前に父と兄の力を借りて鶏舎を建てたという。
柱の一本一本に、希望に満ちていた当時の思い出がよみがえる。東京に出ていた息子が家に帰ってきたときは、どんなにうれしかったことか・・・。
養鶏仲間は「もう少し我慢しよう」と引き留めたが昨年暮れに廃業を決意。連れ添った妻の目には涙がにじむ。「お父さん、もう疲れ切っちゃったんだよね。」という文章を読むと身につまされる。
今は牧場に住み込んで清算を行っている。「土地も屋敷もなくなる。来年の今ごろは、どこで暮らしているのだろうか。」穀物高騰が生活を奪った。
・・・本当にこのままではいけない。
みやじ豚.com 宮治勇輔
もちろん、日本経済新聞やテレビのニュースでの報じられているが、どれだけの人がこのことを真剣に考えているだろうか。普通の消費者は、おそらく対岸の火事くらいにしか思っていないだろう。別に日本の農家が潰れても、海外からたくさん食べ物は入ってくるし、国産のものもそんなに高いわけではないし。
おそらく、この程度の考えだと思う。
6/18 日本農業新聞の1面。「飼料高で生活崩壊」「価格転嫁できぬ現実」というお題の記事によると・・・
長野県では、32年続けた養鶏農家が廃業した。
最盛期には養鶏で2億3000万円を売り上げたそうだが、飼料高に泣き借金はみるみるうちに6000万円に膨れあがったという。曰く、「スーパー本位の値段ではやっていけない。飼料代が跳ね上がるのに、卵価格はほとんど変わらない。」
僕たちは、「卵は物価の優等生」なんて喜んでいていいのだろうか・・・
また、北海道では「離農セール」と、牛を満載した10トントラックが何十台も連なり家畜市場に入場したという。運び込まれた牛の数は400頭で、空前の飼料高で廃業した酪農家の牛が借金のかたに売り渡される。それを見た酪農家は、「明日は我が身かも」と心の中でつぶやいたという・・・。
明治や森永など大手乳牛メーカーは4月から牛乳の希望小売価格を30年ぶりに値上げした。だが、1kgあたり10円程度。全てが農家に還元されるわけではなく、配分は「酪農家3円、乳業3〜4円、小売3〜4円」とされる。採算ラインにははるかに届かない。
値上げラッシュの4月にあっても大手スーパーは牛乳価格をなかなか改定しなかった。「原料高を店頭価格に反映するとは限らない。」(イオン)、「消費者の家計簿応援キャンペーン中で、極力値上げはしない。」(イトーヨーカ堂)。視線の先にあるのは消費者だ。
・・・そう今や、消費者が一番強い権限を持っている。消費者がどういう考えを持っているかで、政治も小売の世界も変わる。
その長野県の養鶏農家さんは、25年前に父と兄の力を借りて鶏舎を建てたという。
柱の一本一本に、希望に満ちていた当時の思い出がよみがえる。東京に出ていた息子が家に帰ってきたときは、どんなにうれしかったことか・・・。
養鶏仲間は「もう少し我慢しよう」と引き留めたが昨年暮れに廃業を決意。連れ添った妻の目には涙がにじむ。「お父さん、もう疲れ切っちゃったんだよね。」という文章を読むと身につまされる。
今は牧場に住み込んで清算を行っている。「土地も屋敷もなくなる。来年の今ごろは、どこで暮らしているのだろうか。」穀物高騰が生活を奪った。
・・・本当にこのままではいけない。
みやじ豚.com 宮治勇輔
2008年05月06日
関西の頑張る若手畜産農業者
畜産業界は閉鎖的なイメージが強い。
これは現場からの情報発信が少ないからではないか、と考えた若手農業者がブログをはじめた。
昨年みやじ豚バーベキュー@関西に遊びに来てくれた福田君は、当時大学院生だった。
現在は卒業して、丸永株式会社にお勤め。小さくても自分たちの出来るところから、畜産のイメージを変えるような新しいことをしたい!とブログをはじめた。
そういえば、福田君との出会いのキッカケも僕のブログだった。
【農場からのたより-丸永株式会社新入社員ブログ-】
http://ameblo.jp/marunaga/
これは現場からの情報発信が少ないからではないか、と考えた若手農業者がブログをはじめた。
昨年みやじ豚バーベキュー@関西に遊びに来てくれた福田君は、当時大学院生だった。
現在は卒業して、丸永株式会社にお勤め。小さくても自分たちの出来るところから、畜産のイメージを変えるような新しいことをしたい!とブログをはじめた。
そういえば、福田君との出会いのキッカケも僕のブログだった。
【農場からのたより-丸永株式会社新入社員ブログ-】
http://ameblo.jp/marunaga/
2008年04月04日
これが運命?
生産から消費者の口に届けるまでを一貫してプロデュースするビジョンが、小さいモデルながら形になってきている。
うちは家族で営む小さな農家であるが、BBQマーケティングを行うことでみやじ豚としてブランド化。
地元湘南のまちおこしNPOであるNPO法人湘南スタイルで茅ヶ崎市の食と農のポータルサイトを受託。サイトをプロデュースすることで、地産地消を推進する。
そして、都市と農村の結びつきを強めることで首都圏で生活する若者の国産農作物に対するロイヤルティを高める新事業。
さらに、都内のビジネスパーソンを一次産業に巻き込むことで、日本における新たな一次産業のモデルを創る。コンセプトは、「一次産業2.0」。
かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業実現のための布石。
かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業というのは、農家のための標語に聞こえてしまうだろうが、一次産業が廃れてしまっては国が成り立たないので、この3K産業を実現して農業を元気にすることは日本のためでもあるのだ。
これはへりくつではなく、自給率の問題や食糧の偽装問題、各種食料品の値上げを通じて消費者も肌で感じていると思う。
今の時代、一次産業に全身全霊を持って取り組めるというのは、最高に厳しく、最高におもしろい。
よくぞ、百姓の長男として生まれけり、だ (笑)
みやじ豚.com 宮治勇輔
うちは家族で営む小さな農家であるが、BBQマーケティングを行うことでみやじ豚としてブランド化。
地元湘南のまちおこしNPOであるNPO法人湘南スタイルで茅ヶ崎市の食と農のポータルサイトを受託。サイトをプロデュースすることで、地産地消を推進する。
そして、都市と農村の結びつきを強めることで首都圏で生活する若者の国産農作物に対するロイヤルティを高める新事業。
さらに、都内のビジネスパーソンを一次産業に巻き込むことで、日本における新たな一次産業のモデルを創る。コンセプトは、「一次産業2.0」。
かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業実現のための布石。
かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業というのは、農家のための標語に聞こえてしまうだろうが、一次産業が廃れてしまっては国が成り立たないので、この3K産業を実現して農業を元気にすることは日本のためでもあるのだ。
これはへりくつではなく、自給率の問題や食糧の偽装問題、各種食料品の値上げを通じて消費者も肌で感じていると思う。
今の時代、一次産業に全身全霊を持って取り組めるというのは、最高に厳しく、最高におもしろい。
よくぞ、百姓の長男として生まれけり、だ (笑)
みやじ豚.com 宮治勇輔
2008年04月01日
はじまりの月に思う、世に棲む日日・天才高杉晋作
4月になった!
4月というと社会でははじまりの季節。
新入生、新社会人、会社でも期のはじめというところが多いんだろうな〜
みやじ豚には、新入社員も来ないし、期のはじめでもなく、特になんて事ない4月なのだが、それでもやっぱり何だかわくわくする月だな〜。
今更ながら司馬遼太郎の『世に棲む日日』を読んでいる。
歴史小説はかなり読みあさったと公言しているくせに、吉田松陰と高杉晋作を描いた司馬遼太郎の名作である『世に棲む日日』を読んでいないとは何ごとか!とツッコミが入りそうなくらいだ。
SVPに提出する企画ラフを書いているとき、ちょうど井上先生から電話があって色々話をしたり、『世に棲む日日』を読んだりするうちに、改めてみやじ豚とは何を目指していけばいいのかが再確認できた。
「おもしろき 事もなき世を おもしろく」
やっぱり、これなんだな〜。
別に自分を天才高杉晋作と重ね合わせているのではなく(笑)、彼のような縦横無尽な戦略を展開できているわけではないが、「動けば雷電の如し、発すれば風雲の如し」と評された誰にもまねできない動きは、常にみてはいられないハラハラ感と期待感が同居していて、どんな逆境にあっても悲壮感は全くない。そして、議論好きな長州の中にあって、常に行動することで世の中を切り開いていこうとする姿勢。何ものにも縛られない天才的な創造力はあれよあれよという間に長州藩全体を巻き込んでしまう・・・。
高杉晋作の生き方を知ると、如何に自分の考え方が小さいのかを反省させられる。
ま〜平たく言うと、「楽しくやっていこうよ!」ってことなんですが (笑)
そんなわけで、気持ちも新たにみんなで楽しくやっていきましょう!
▼ 桜散っちゃいそうだけど、花見にバーベキューでみやじ豚を
http://www.miyajibuta.com/
2008年01月04日
世界の穀物争奪が激化〜札束積んでも食糧が買えなくなる時代がすぐそこまで・・・?
1月1日の新聞を読むと、昨年から今年にかけての社会的重大テーマが何か分かりますね。
日本農業新聞の1面トップは米価下落に関してですが、2面3面見開きで大きく「世界の穀物争奪が激化」という見出しで、穀物の需給バランスが世界でおかしくなってきていることを取り上げていました。
とうもろこしの価格高騰を示すグラフと、世界の穀物在庫を示すグラフが大きく掲載されています。なんだ、10年前も天候不順でとうもろこしの価格上昇率が2007年と同じくらいになった年があるんだと思ったが、世界の穀物在庫のグラフに目をやると、その時とは比べものにならないくらい在庫が減っているではありませんか。
さらに2007年は、世界の穀物輸出大国が輸出制限をかけていました。輸出するより自分の国が食べるのに精一杯みたいです。そして、バイオ燃料の増産によってエタノール向けとうもろこしの作付けが伸び、飼料用のとうもろこしが減少、今年は更に拍車がかかる見通しという。「国内畜産に暗雲」という見出しが、僕ら畜産農家の不安をあおります。
どうも安くなり過ぎてしまったんじゃないかとさえ思える日本の食料品価格の為か、世界中で起きている食糧の奪い合いに価格面でも負けている経済大国ニッポン。安い輸入品に頼ることもそうそうできなくなってきた感じがするのは自分だけだろうか。
そんなわけで今年は昨年以上に、世界の食糧問題が表面化しそうであります。
僕たちはよく言うけど、遂に新聞紙面にもこんな言葉が・・・
WEBサイト完成しましたのでよかったらご覧下さい・・・
みやじ豚のサイト
日本農業新聞の1面トップは米価下落に関してですが、2面3面見開きで大きく「世界の穀物争奪が激化」という見出しで、穀物の需給バランスが世界でおかしくなってきていることを取り上げていました。
とうもろこしの価格高騰を示すグラフと、世界の穀物在庫を示すグラフが大きく掲載されています。なんだ、10年前も天候不順でとうもろこしの価格上昇率が2007年と同じくらいになった年があるんだと思ったが、世界の穀物在庫のグラフに目をやると、その時とは比べものにならないくらい在庫が減っているではありませんか。
さらに2007年は、世界の穀物輸出大国が輸出制限をかけていました。輸出するより自分の国が食べるのに精一杯みたいです。そして、バイオ燃料の増産によってエタノール向けとうもろこしの作付けが伸び、飼料用のとうもろこしが減少、今年は更に拍車がかかる見通しという。「国内畜産に暗雲」という見出しが、僕ら畜産農家の不安をあおります。
どうも安くなり過ぎてしまったんじゃないかとさえ思える日本の食料品価格の為か、世界中で起きている食糧の奪い合いに価格面でも負けている経済大国ニッポン。安い輸入品に頼ることもそうそうできなくなってきた感じがするのは自分だけだろうか。
そんなわけで今年は昨年以上に、世界の食糧問題が表面化しそうであります。
僕たちはよく言うけど、遂に新聞紙面にもこんな言葉が・・・
今年は、「金さえ出せば何でも買うことができる」時代の終わりの始まりとなりそうだ。
WEBサイト完成しましたのでよかったらご覧下さい・・・
みやじ豚のサイト
2008年01月01日
湘南のみやじ豚、新年のご挨拶
あけましておめでとうございます!
そして、年賀状書けませんで本当にすみません!
年末年始は、年賀状のことを考えると胸が痛みます。あの人には書いておかないと・・・と思ってもなかなか書けず、元旦にたくさん届く年賀状を確認させて頂き、ありがたいと思いつつ、いつもお世話になっている方々にはがき一枚書けない我が身の情けなさに胸が痛むのです。
誠に恐縮ですが、今年の年賀状も1月発行のメールニュース「湘南からの便り」とこちらのブログでかえさせていただきます・・・。
昨年は、養豚農家にとってなかなか厳しい1年でした。とうもろこしや麦などの高騰による飼料の価格上昇。2006年には一袋4500円だったえさがわずか1年で6100円にまで値上がりしたんですからしゃれになりません。また、それに伴い豚の相場も上昇したのですが、飼料高を吸収するまではいきません。今年は更なる飼料の高騰も予想されています。養豚業の経営はますます厳しくなり、この数年で廃業に追い込まれる養豚農家がかなりでてしまうのではないでしょうか。日本全国に7000あると言われている養豚農家(法人含む)が、10年経たないうちに半分に減ってしまうのではと某業界関係者は言っています。(統計上は確かもっと多かったりするんですが、すでに実質やっていないところもかなり含まれていたりするんです・・・)
うちも記念すべき初年度決算は見事に赤字でした。バカがつくほどのポジティブさが売りでありますみやじは、ぶっちゃけていうと、もうちょっと何とかなるんじゃないかと思っていました。ですが、そうは豚屋(とんや)がおろさなかったわけです。
みやじ豚というブランドを立ち上げまだまだ1年程度ですが、直販の仕組みを築き、みやじ豚バーベキューイベントを定期的に開催することでみやじ豚の味と想いを皆さんに知っていただく機会を作り、WEBサイトもオープンできたので、豚肉を購入してくださったり、卸先になるレストランを紹介してくださる方、メディアに取り上げてくださる方が増えてきました。ひと・もの・金の経営資源のない小さな養豚農家にはこれ以上有り難いことはありません。(いつも本当にありがとうございます・・・<(_ _)>)
2007年は良い年だったか、悪い年だったかと問われれば、それは良い年でした。・・・だけど、何を成し遂げたかを考えると、何も成し遂げちゃいないな〜というのが実感です。
まだまだよちよち歩きで亀のように遅い営みに焦りさえ覚えますが、今年はせめて豚ぐらいのスピードで様々なことに挑戦していきたいものです。(実は、豚って結構すばしっこいんだよね・・・)
養豚農家の長男としてこの世に生を受けた自分は、やっぱり一次産業を盛り上げることが運命なのでしょう。一次産業を、かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業にするために、まずは実家の養豚業をかっこよくて・感動があって・稼げる3Kにしていこう・・・
生産から皆さまのお口に届けるまでを一貫してプロデュースできる養豚業として。
湘南地域に、農業の活性化と地域の活性化を同時に実現できる成功モデルをつくることで。
最後になりましたが、このブログを読んでくださっている皆さまのご健康とご多幸を祈念して、年頭のあいさつとさせていただきます。
平成20年1月1日
株式会社みやじ豚
代表取締役 宮治勇輔
そして、年賀状書けませんで本当にすみません!
年末年始は、年賀状のことを考えると胸が痛みます。あの人には書いておかないと・・・と思ってもなかなか書けず、元旦にたくさん届く年賀状を確認させて頂き、ありがたいと思いつつ、いつもお世話になっている方々にはがき一枚書けない我が身の情けなさに胸が痛むのです。
誠に恐縮ですが、今年の年賀状も1月発行のメールニュース「湘南からの便り」とこちらのブログでかえさせていただきます・・・。
昨年は、養豚農家にとってなかなか厳しい1年でした。とうもろこしや麦などの高騰による飼料の価格上昇。2006年には一袋4500円だったえさがわずか1年で6100円にまで値上がりしたんですからしゃれになりません。また、それに伴い豚の相場も上昇したのですが、飼料高を吸収するまではいきません。今年は更なる飼料の高騰も予想されています。養豚業の経営はますます厳しくなり、この数年で廃業に追い込まれる養豚農家がかなりでてしまうのではないでしょうか。日本全国に7000あると言われている養豚農家(法人含む)が、10年経たないうちに半分に減ってしまうのではと某業界関係者は言っています。(統計上は確かもっと多かったりするんですが、すでに実質やっていないところもかなり含まれていたりするんです・・・)
うちも記念すべき初年度決算は見事に赤字でした。バカがつくほどのポジティブさが売りでありますみやじは、ぶっちゃけていうと、もうちょっと何とかなるんじゃないかと思っていました。ですが、そうは豚屋(とんや)がおろさなかったわけです。
みやじ豚というブランドを立ち上げまだまだ1年程度ですが、直販の仕組みを築き、みやじ豚バーベキューイベントを定期的に開催することでみやじ豚の味と想いを皆さんに知っていただく機会を作り、WEBサイトもオープンできたので、豚肉を購入してくださったり、卸先になるレストランを紹介してくださる方、メディアに取り上げてくださる方が増えてきました。ひと・もの・金の経営資源のない小さな養豚農家にはこれ以上有り難いことはありません。(いつも本当にありがとうございます・・・<(_ _)>)
2007年は良い年だったか、悪い年だったかと問われれば、それは良い年でした。・・・だけど、何を成し遂げたかを考えると、何も成し遂げちゃいないな〜というのが実感です。
まだまだよちよち歩きで亀のように遅い営みに焦りさえ覚えますが、今年はせめて豚ぐらいのスピードで様々なことに挑戦していきたいものです。(実は、豚って結構すばしっこいんだよね・・・)
養豚農家の長男としてこの世に生を受けた自分は、やっぱり一次産業を盛り上げることが運命なのでしょう。一次産業を、かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業にするために、まずは実家の養豚業をかっこよくて・感動があって・稼げる3Kにしていこう・・・
生産から皆さまのお口に届けるまでを一貫してプロデュースできる養豚業として。
湘南地域に、農業の活性化と地域の活性化を同時に実現できる成功モデルをつくることで。
最後になりましたが、このブログを読んでくださっている皆さまのご健康とご多幸を祈念して、年頭のあいさつとさせていただきます。
平成20年1月1日
株式会社みやじ豚
代表取締役 宮治勇輔
2007年12月03日
『ソムリエール』 城アラキ原作 松井勝法漫画 堀賢一監修 集英社ヤングジャンプコミックス
ソムリエール、面白い。
ワイン漫画はどれも面白いが、ソムリエールは特にオススメ。
ワインは、国によって・品種によって・畑によって味が当然違ってくるものなのだが、当然生産者によっても味が変わってくる。そして、生産者にはそれぞれ素晴らしいエピソードがある。
ワインづくりの課程に、生産者の情熱、挫折、喜び全てが詰まっている。ワインが持っている素晴らしいストーリーを、登場人物の現在の心境や立場に合わせて紹介するソムリエール。
登場人物はワインのストーリーに共感する。ワインという飲み物が、人間の舌鼓だけでなく、心までをも打つ。
かつては天才ソムリエとしての名声を獲得していたが、ワインへの情熱を失いレストランの支配人をしている片瀬という登場人物がいる。主人公のソムリエール(正式には見習い)は、そのお店で働くアルバイト。
片瀬は仲違いをしている父親の体調が悪くなったと知ると店を休んで実家に戻る。ある出来事がきっかけでワイン嫌いになった父のために用意したワインがバローロのエリオ・アルターレという作り手のワイン。
今は世界的にも最高品質のワインを産出するイタリアはバローロ。昔から非常によいワインを作ってきた産地だったが、昔ながらのやり方に固執して良いワインができなかった時代があるという。
バローロの生産者の後継ぎエリオ・アルターレは思い悩んだ末にブルゴーニュに修行に行く。戻ってくると、父親に逆らってブルゴーニュで学んだ作り方を導入。
父親とは死ぬまで断絶状態だったが、バローロはかつての名声を取り戻した。
そんなワインの持つストーリーと、旅館を経営してきた父と、家を捨て父の嫌いなワインの世界へ行ってしまった片瀬のストーリーを理解するとソムリエールは、仲をとりもつべく熱く語り出す。
●
エリオ・アルターレは、名刺の肩書きは「ぶどう栽培者」としてあるそうだ。
その一行にこめた想い。父親に対して、
自分のあなたと同じ農民なんだ、見つめる先は違えど土地と生きる農民なんだ!その誇りは変わらない、お父さんの誇りは僕が受け継いでいる・・・
そんな気持ちなんだと思いますとソムリエールは話をする。
●
昔のやり方に固執する親父と、新しいやり方を導入しようとしてぶつかる2代目。
そんな、親父と2代目(後継者)の物語はどこの国でもどんな業界にも存在している。
小さな会社を経営する親父と2代目が、家族団らんのひとときにみやじ豚を食べながら、湘南にはそんな養豚農家がいるそうだ、なんて話をしてもらえれば最高だ。
僕も、自分と親父のやりとりを思い出して、エリオ・アルターレという作り手のワインを飲みたくなった。
漫画も結構好きなんです。
ソムリエール 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)
ワイン漫画はどれも面白いが、ソムリエールは特にオススメ。
ワインは、国によって・品種によって・畑によって味が当然違ってくるものなのだが、当然生産者によっても味が変わってくる。そして、生産者にはそれぞれ素晴らしいエピソードがある。
ワインづくりの課程に、生産者の情熱、挫折、喜び全てが詰まっている。ワインが持っている素晴らしいストーリーを、登場人物の現在の心境や立場に合わせて紹介するソムリエール。
登場人物はワインのストーリーに共感する。ワインという飲み物が、人間の舌鼓だけでなく、心までをも打つ。
かつては天才ソムリエとしての名声を獲得していたが、ワインへの情熱を失いレストランの支配人をしている片瀬という登場人物がいる。主人公のソムリエール(正式には見習い)は、そのお店で働くアルバイト。
片瀬は仲違いをしている父親の体調が悪くなったと知ると店を休んで実家に戻る。ある出来事がきっかけでワイン嫌いになった父のために用意したワインがバローロのエリオ・アルターレという作り手のワイン。
今は世界的にも最高品質のワインを産出するイタリアはバローロ。昔から非常によいワインを作ってきた産地だったが、昔ながらのやり方に固執して良いワインができなかった時代があるという。
バローロの生産者の後継ぎエリオ・アルターレは思い悩んだ末にブルゴーニュに修行に行く。戻ってくると、父親に逆らってブルゴーニュで学んだ作り方を導入。
父親とは死ぬまで断絶状態だったが、バローロはかつての名声を取り戻した。
そんなワインの持つストーリーと、旅館を経営してきた父と、家を捨て父の嫌いなワインの世界へ行ってしまった片瀬のストーリーを理解するとソムリエールは、仲をとりもつべく熱く語り出す。
●
エリオ・アルターレは、名刺の肩書きは「ぶどう栽培者」としてあるそうだ。
その一行にこめた想い。父親に対して、
自分のあなたと同じ農民なんだ、見つめる先は違えど土地と生きる農民なんだ!その誇りは変わらない、お父さんの誇りは僕が受け継いでいる・・・
そんな気持ちなんだと思いますとソムリエールは話をする。
●
昔のやり方に固執する親父と、新しいやり方を導入しようとしてぶつかる2代目。
そんな、親父と2代目(後継者)の物語はどこの国でもどんな業界にも存在している。
小さな会社を経営する親父と2代目が、家族団らんのひとときにみやじ豚を食べながら、湘南にはそんな養豚農家がいるそうだ、なんて話をしてもらえれば最高だ。
僕も、自分と親父のやりとりを思い出して、エリオ・アルターレという作り手のワインを飲みたくなった。
漫画も結構好きなんです。
ソムリエール 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)2007年11月28日
経営計画書をつくろう
「そうだ、経営計画書をつくろう!!」
1期目の決算が終わって思った。
農家で経営計画書をつくるなんて話はあまり聞かないけど、みやじ豚も一応株式会社なので、しっかりした経営計画書をつくろうと思う。いや、しっかりしたものでなくても、まずはつくってみよう。
実は、農協に融資のお願いに行ったときに、作成中だった経営計画書のようなものを作って持っていった。みせるだけのつもりだったけど、それもコピーをとられた。あまりに恥ずかしかったので現在色々と勉強をしているところ。
通常の農業を考えると、持っている畑の面積や作付けする品目も決まっているし、いつ種を蒔いて、いつ収穫するかもほぼ決まっている。天候の違いによって多少日程は左右されるがだからといってどうってことない。しかも、価格も相場と規格で決められているから、経営自由度が全くない。だから、経営計画書なんて作る必要はないといってしまってもいいくらいだ。
でも、だから現在の農業の衰退を招いてしまったとも言えるけど。みやじ豚なんて、お金借りて、豚舎建てて、マーケティングして、販売もやって、加工品も作りたいななんて考えてると、やっぱり経営計画書は必要。
単純に自分たちで営業をやろうと決めるだけで、普通の企業となんら変わらなくなる。
僕は家族経営の農業こそ理想じゃないかと思っているのだけど、mizukiさんの言うとおり、生産して農協におさめるだけの、いわゆる「農家」は消滅するのかもしれないな・・・
1期目の決算が終わって思った。
農家で経営計画書をつくるなんて話はあまり聞かないけど、みやじ豚も一応株式会社なので、しっかりした経営計画書をつくろうと思う。いや、しっかりしたものでなくても、まずはつくってみよう。
実は、農協に融資のお願いに行ったときに、作成中だった経営計画書のようなものを作って持っていった。みせるだけのつもりだったけど、それもコピーをとられた。あまりに恥ずかしかったので現在色々と勉強をしているところ。
通常の農業を考えると、持っている畑の面積や作付けする品目も決まっているし、いつ種を蒔いて、いつ収穫するかもほぼ決まっている。天候の違いによって多少日程は左右されるがだからといってどうってことない。しかも、価格も相場と規格で決められているから、経営自由度が全くない。だから、経営計画書なんて作る必要はないといってしまってもいいくらいだ。
でも、だから現在の農業の衰退を招いてしまったとも言えるけど。みやじ豚なんて、お金借りて、豚舎建てて、マーケティングして、販売もやって、加工品も作りたいななんて考えてると、やっぱり経営計画書は必要。
単純に自分たちで営業をやろうと決めるだけで、普通の企業となんら変わらなくなる。
僕は家族経営の農業こそ理想じゃないかと思っているのだけど、mizukiさんの言うとおり、生産して農協におさめるだけの、いわゆる「農家」は消滅するのかもしれないな・・・
2007年11月26日
日本一うまい米をつくる農家のお話がテレビ東京カンブリア宮殿で放映されていましたね
トイレから出ると、親父がトイレの前に立っていたのでびっくりした。
「日本一の米作りをテレビでやってるぞ」というものだから、1階に下りてテレビをつけた。最近デジタル対応になったうちのテレビ。チャンネルの並びが昔と変わっていて未だに把握できていない。1から順番に数字のボタンを押していってやっとたどり着いたテレビ東京カンブリア宮殿。
山形の米農家遠藤五一さんという方の米作りがつぶさに取材されていた。
無農薬で米を作っている。種の殺菌から苗作り、田植えをしてからの除草、さらに生えてくる水草を腰をかがめ手作業で抜いていく。稲穂が実れば虫除けのために農薬ではなく木酢液を散布する。虫も殺さない。
収穫前のたわわに実った稲穂は黄金色に輝き、それはそれは美しかった。
20日間天日干しをしたお米は関西の阪急デパートなどで販売されているらしく、営業に大阪にも出張する。スーツ姿の似合う遠藤さんは自分の育てたお米だから自信を持って営業している。自分のお米に自信があるからスーツもよくお似合いなんだろうな〜。
そんな遠藤さんのお米は、百貨店では5kgで6000円を超えるそうな。思わず、小池栄子さんが「高い」と言っていたけど、その後の遠藤さんの返しがまた素晴らしい。
最高級のお米を10kgで1万円とすると、1kgで1000円。100gで100円。
お茶碗一杯で約50gだから、50円。コンビニでミネラルウォーターやお茶を買うと1本150円。お水1本が最高級のご飯3杯分にあたる。お水1本の値段で朝昼晩ご飯が食べられる。コーヒーは1杯350円とすると、ご飯7杯分。そう考えると決して高くない。
こんなやりとりを聞いて、僕たち消費者の金銭感覚というのものはなんておかしいのだろうと反省した次第。
一番基本的な、毎日食べるご飯にはお金をかけず、なくても生きていけるものに惜しげもなくお金を使う消費大国ニッポン。
食べることは、人間生まれてから死ぬまで毎日欠かさずに行うこと。
人間にとって一番大切なことなはず。
本当に大切なことがわからず、本質ではないことや不必要なことに心を砕く空しさ。隠岐の島の海士町の但馬屋のじっちゃんが言った言葉を思い出す。「都会の人は、10から100までいろんなことを知っているけど、1から10のことを知らない。」
1から10は人間が生きていく上で一番本質の部分。もしくは、生きていく上でもっとも基本的なこと。
そういった本質や基本的なことが軽視されている今の世の中・・・
1から10って、「一次産業」のことでもあるよな・・・
日本における食関係のGDPの約10%が一次産業におけるGDP。
これだけ苦労してたったの10%なんだよな・・・(涙)
どう考えても産業構造がおかしい!と思うのは、農家の愚痴かな・・・
「おかしい!」というだけでは何も変わりませんので、「みやじ豚」なんです☆
みやじ豚.com 宮治勇輔でした。
「日本一の米作りをテレビでやってるぞ」というものだから、1階に下りてテレビをつけた。最近デジタル対応になったうちのテレビ。チャンネルの並びが昔と変わっていて未だに把握できていない。1から順番に数字のボタンを押していってやっとたどり着いたテレビ東京カンブリア宮殿。
山形の米農家遠藤五一さんという方の米作りがつぶさに取材されていた。
無農薬で米を作っている。種の殺菌から苗作り、田植えをしてからの除草、さらに生えてくる水草を腰をかがめ手作業で抜いていく。稲穂が実れば虫除けのために農薬ではなく木酢液を散布する。虫も殺さない。
収穫前のたわわに実った稲穂は黄金色に輝き、それはそれは美しかった。
20日間天日干しをしたお米は関西の阪急デパートなどで販売されているらしく、営業に大阪にも出張する。スーツ姿の似合う遠藤さんは自分の育てたお米だから自信を持って営業している。自分のお米に自信があるからスーツもよくお似合いなんだろうな〜。
そんな遠藤さんのお米は、百貨店では5kgで6000円を超えるそうな。思わず、小池栄子さんが「高い」と言っていたけど、その後の遠藤さんの返しがまた素晴らしい。
最高級のお米を10kgで1万円とすると、1kgで1000円。100gで100円。
お茶碗一杯で約50gだから、50円。コンビニでミネラルウォーターやお茶を買うと1本150円。お水1本が最高級のご飯3杯分にあたる。お水1本の値段で朝昼晩ご飯が食べられる。コーヒーは1杯350円とすると、ご飯7杯分。そう考えると決して高くない。
こんなやりとりを聞いて、僕たち消費者の金銭感覚というのものはなんておかしいのだろうと反省した次第。
一番基本的な、毎日食べるご飯にはお金をかけず、なくても生きていけるものに惜しげもなくお金を使う消費大国ニッポン。
食べることは、人間生まれてから死ぬまで毎日欠かさずに行うこと。
人間にとって一番大切なことなはず。
本当に大切なことがわからず、本質ではないことや不必要なことに心を砕く空しさ。隠岐の島の海士町の但馬屋のじっちゃんが言った言葉を思い出す。「都会の人は、10から100までいろんなことを知っているけど、1から10のことを知らない。」
1から10は人間が生きていく上で一番本質の部分。もしくは、生きていく上でもっとも基本的なこと。
そういった本質や基本的なことが軽視されている今の世の中・・・
1から10って、「一次産業」のことでもあるよな・・・
日本における食関係のGDPの約10%が一次産業におけるGDP。
これだけ苦労してたったの10%なんだよな・・・(涙)
どう考えても産業構造がおかしい!と思うのは、農家の愚痴かな・・・
「おかしい!」というだけでは何も変わりませんので、「みやじ豚」なんです☆
みやじ豚.com 宮治勇輔でした。
2007年11月03日
現代の日本人のライフスタイルを考えると、やっぱりお米は・・・
昨日のブログは米を食いましょうというかたちで終わりました。
でもこれって、「俺たち農家は頑張っている。だから、買い支えて☆」
という意味に取られても仕方ないですね (笑)
ビジネス・商売の考え方からすると、だめだめですよね。
お客さまの欲しいものを売るのが商売の基本。
現代の忙しい日本人を考えると、米が売れないのはよくわかる。
どうしましょう・・・
「いっそのことやめてしまうか、腹くくって続けるか。」
ふたつにひとつでしょうね。
当然ここでは腹くくって続けること前提に考えてみます。
でも、続けるはいいけどこれまでの規格と相場に支配されている
市場出荷では首が回りません。
世の中では、「付加価値をつけろ」なんて言葉をよく聞きます。
でも、付加価値っていったい何だろう?よくわかりません。
どうも世の中の仕組みを考えると、エンドユーザーに近づけば近づくほど
最終価格は高くなっているようです。
もう一つの考え方として、手間をかけたりよそにないモノをつくると、
やっぱり最終価格は高くなります。
これからの農業に必要なことは、この「よそにないもの」をどうやって
打ち出していくかになるでしょう。
どんな商売でも同じだと思いますが。
米を食べましょうと言いましたが、米は必要とされていないのも事実です。
5kgや10kgに袋詰めされた米が必要とされていないということ
なのかもしれません。レンジでちんするだけのご飯なら、はたまた、
おにぎりにして販売するのだったら売れるのかもしれません。
どうやったら、お米が売れるのか。
これからの農業は、こういう事を一生懸命考えていくことが非常に大切に
なってきます。
すっごい当たり前のことを言っているのですが、これまでの農業では
この当たり前のことができていなかったのです。
我々農家も、市場に出せば全量買い取ってもらえるという考えは
捨てないといけません。
これからの農業は、生産からお客さまの口に届けるまでを農家が
一貫してプロデュースしていかなければなりません。
これができない農家は・・・残念ながらなくなります。
食べ物を生産する以外の価値が農業にはあるんだということを認めて
もらいたいという気持ちもありますが、それはやっぱり農家側の勝手な
言い分なのでしょう。
本当に残念ですが、あと10年もしないうちに日本の農家の数は半減します。
だから、僕たちが頑張らないといけない。
そんな話を、青森から来て下さったりんご農家の方と話し込んでいました。
めちゃめちゃ熱いです。すごい勉強させていただきました。
まさによそにないものを創ろうとしています。
全国各地には志ある農家がいます。いや〜、それにしても、
「さし」で話をしてこんなにあっという間に4時間が経過したのは
生まれて初めてでした。
まだまだ日本の農業も捨てたもんじゃない。
でもこれって、「俺たち農家は頑張っている。だから、買い支えて☆」
という意味に取られても仕方ないですね (笑)
ビジネス・商売の考え方からすると、だめだめですよね。
お客さまの欲しいものを売るのが商売の基本。
現代の忙しい日本人を考えると、米が売れないのはよくわかる。
どうしましょう・・・
「いっそのことやめてしまうか、腹くくって続けるか。」
ふたつにひとつでしょうね。
当然ここでは腹くくって続けること前提に考えてみます。
でも、続けるはいいけどこれまでの規格と相場に支配されている
市場出荷では首が回りません。
世の中では、「付加価値をつけろ」なんて言葉をよく聞きます。
でも、付加価値っていったい何だろう?よくわかりません。
どうも世の中の仕組みを考えると、エンドユーザーに近づけば近づくほど
最終価格は高くなっているようです。
もう一つの考え方として、手間をかけたりよそにないモノをつくると、
やっぱり最終価格は高くなります。
これからの農業に必要なことは、この「よそにないもの」をどうやって
打ち出していくかになるでしょう。
どんな商売でも同じだと思いますが。
米を食べましょうと言いましたが、米は必要とされていないのも事実です。
5kgや10kgに袋詰めされた米が必要とされていないということ
なのかもしれません。レンジでちんするだけのご飯なら、はたまた、
おにぎりにして販売するのだったら売れるのかもしれません。
どうやったら、お米が売れるのか。
これからの農業は、こういう事を一生懸命考えていくことが非常に大切に
なってきます。
すっごい当たり前のことを言っているのですが、これまでの農業では
この当たり前のことができていなかったのです。
我々農家も、市場に出せば全量買い取ってもらえるという考えは
捨てないといけません。
これからの農業は、生産からお客さまの口に届けるまでを農家が
一貫してプロデュースしていかなければなりません。
これができない農家は・・・残念ながらなくなります。
食べ物を生産する以外の価値が農業にはあるんだということを認めて
もらいたいという気持ちもありますが、それはやっぱり農家側の勝手な
言い分なのでしょう。
本当に残念ですが、あと10年もしないうちに日本の農家の数は半減します。
だから、僕たちが頑張らないといけない。
そんな話を、青森から来て下さったりんご農家の方と話し込んでいました。
めちゃめちゃ熱いです。すごい勉強させていただきました。
まさによそにないものを創ろうとしています。
全国各地には志ある農家がいます。いや〜、それにしても、
「さし」で話をしてこんなにあっという間に4時間が経過したのは
生まれて初めてでした。
まだまだ日本の農業も捨てたもんじゃない。












