2007年11月26日

日本一うまい米をつくる農家のお話がテレビ東京カンブリア宮殿で放映されていましたね

トイレから出ると、親父がトイレの前に立っていたのでびっくりした。

「日本一の米作りをテレビでやってるぞ」というものだから、1階に下りてテレビをつけた。最近デジタル対応になったうちのテレビ。チャンネルの並びが昔と変わっていて未だに把握できていない。1から順番に数字のボタンを押していってやっとたどり着いたテレビ東京カンブリア宮殿。

山形の米農家遠藤五一さんという方の米作りがつぶさに取材されていた。
無農薬で米を作っている。種の殺菌から苗作り、田植えをしてからの除草、さらに生えてくる水草を腰をかがめ手作業で抜いていく。稲穂が実れば虫除けのために農薬ではなく木酢液を散布する。虫も殺さない。

収穫前のたわわに実った稲穂は黄金色に輝き、それはそれは美しかった。

20日間天日干しをしたお米は関西の阪急デパートなどで販売されているらしく、営業に大阪にも出張する。スーツ姿の似合う遠藤さんは自分の育てたお米だから自信を持って営業している。自分のお米に自信があるからスーツもよくお似合いなんだろうな〜。

そんな遠藤さんのお米は、百貨店では5kgで6000円を超えるそうな。思わず、小池栄子さんが「高い」と言っていたけど、その後の遠藤さんの返しがまた素晴らしい。

最高級のお米を10kgで1万円とすると、1kgで1000円。100gで100円。
お茶碗一杯で約50gだから、50円。コンビニでミネラルウォーターやお茶を買うと1本150円。お水1本が最高級のご飯3杯分にあたる。お水1本の値段で朝昼晩ご飯が食べられる。コーヒーは1杯350円とすると、ご飯7杯分。そう考えると決して高くない。


こんなやりとりを聞いて、僕たち消費者の金銭感覚というのものはなんておかしいのだろうと反省した次第。

一番基本的な、毎日食べるご飯にはお金をかけず、なくても生きていけるものに惜しげもなくお金を使う消費大国ニッポン。

食べることは、人間生まれてから死ぬまで毎日欠かさずに行うこと。
人間にとって一番大切なことなはず。

本当に大切なことがわからず、本質ではないことや不必要なことに心を砕く空しさ。隠岐の島の海士町の但馬屋のじっちゃんが言った言葉を思い出す。「都会の人は、10から100までいろんなことを知っているけど、1から10のことを知らない。」


1から10は人間が生きていく上で一番本質の部分。もしくは、生きていく上でもっとも基本的なこと。

そういった本質や基本的なことが軽視されている今の世の中・・・


1から10って、「一次産業」のことでもあるよな・・・


日本における食関係のGDPの約10%が一次産業におけるGDP。
これだけ苦労してたったの10%なんだよな・・・(涙)


どう考えても産業構造がおかしい!と思うのは、農家の愚痴かな・・・


「おかしい!」というだけでは何も変わりませんので、「みやじ豚」なんです☆



みやじ豚.com 宮治勇輔でした。

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コメント一覧

1. Posted by サンベルディエール    2007年11月27日 10:31
5 おはようございます

このプログラム、番組予告で知り、見るはずったのに、うっかり忘れて高枕。

さりとて宮治さんブログでイメージできました。

生産者の努力と成功事例、それを毎日実践、広く伝えて次代を拓く。 そんなブログを立ち読みするサンベルディエール。

手本になる事例を、いつもありがとう♪

>> 「おかしい!」というだけでは何も変わりませんので、「みやじ豚」なんです☆ >>> さすが!

元気の出る次世代農業に期待。 微力ながら応援(ブログ紹介)させて頂きます サン
2. Posted by KDR 浜田    2007年11月27日 10:57
お米の話、とっても新鮮だというか、なんか気づかされました。米価の値下げだとか、政府が買い上げだとか、そんな面しか読めていなかった自分が情けない

ものごとをどう読むかってやっぱり大事。

ていうか、御所見にも、BBQにも行けなくて、ごめんなさい。今月のBBQには行くつもりだったんだけどね・・

今、ちょっと仕事以外の部分でかなりヤラレテしまっていて・・・

とにかく、今のゴタゴタを片付けます。
3. Posted by mizuki    2007年11月27日 11:48
小池栄子に高くないと第一声を言わせない。
稲作農家の限界がそこに存在しています。
後付けの比較説明はほぼ無意味。

これが何処何処の老舗料亭でこの道40年とかの職人が
直火釜で炊いたご飯で細木数子とかがうまいと一言
言った瞬間、1杯1000円→高くない、食べたい。になる。

高くない、食べたい。をどう演出するかが我々に問われている訳ですよ。

>毎日食べるご飯にはお金をかけず、

かけなくてもいい価格設定になっている、要するにものが溢れている。しかし質は低い。でも低所得者層も栄養失調にならずに済む大変良い情況な訳で。人口比率から考えれば益の方がでかい。のです。

>これだけ苦労してたったの10%なんだよな・・・(涙)

原料作ってるだけなのに日本のGDP10%も占められるというのは凄い事です。農産物は農家が出荷する段階では完成品ではないのですから。
4. Posted by みやじ豚.com    2007年11月30日 18:06
サンベルディエールさん、コメントありがとうございます☆

各地域の成功事例を勉強すると、僕のやっていることはままごと程度のものです。

僕もお手本になれるようにがんばりまーす!
5. Posted by みやじ豚.com    2007年11月30日 18:07
はまちゃん、コメントありがとう☆

待ってるよ〜!
6. Posted by みやじ豚.com    2007年11月30日 18:09
mizukiさん、いつもコメントありがとうございます☆

自分に厳しい姿勢、みやじも見習わないとですね。
それにしても、コメントが農家ではなくてもはやマーケッターですね。
7. Posted by てらぽん    2007年12月03日 06:12
うちはテレビ東京系が映らない地域なので、実況中継風、ありがたいです。

10キロ1万円も1杯50円も同じ事言ってるはずなのに全然印象が違いますね。

まさにこれがマーケティングってやつですか。農業に足りてない部分です。

そして酪農家的に考えてしまうのは、500ml150円=1リットル300円のお茶と1リットル148円の農協牛乳…

やはり何かがおかしい。

陰極まれば陽転すとはいうものの、今(バブル崩壊〜たぶん2015あたりまで)はその極みで一番しんどいときなのでは、と思います。

なんとか陽転するよう、微力は微力なりにやっていきましょう。ちりも積もれば山となる。
声を出して、動いて、売って、人と交わって。(みやじさんにいってるのか、自分に言い聞かせてるのかわからなくなってきました。たぶん両方)
8. Posted by みやじ豚.com    2007年12月03日 20:03
そうですね、高いと思わせない見せ方と、高くても買いたいと思ってもらえる価値の提供と、両方が必要ですね。

農業に足りていない部分です。

お互い頑張りましょう☆
9. Posted by 。    2007年12月19日 04:36
最高級のお米が10キロ1万円だとして、他の食品と比べていますが、まずロジックに欠陥がありますね。僕はこの番組を見ていませんが、あえて僕の意見を言わせていただきますと、茶碗いっぱい単位で最高級のお米は販売していますでしょうか?また、350円のコーヒーを毎日飲んでいる人はどれだけいるでしょうか?5キロ6000円を高いと考えるのは当然な心理だと思います。
10. Posted by 続き    2007年12月19日 04:36
いくら自論を持ち出しても、「あぁーなるほど」という心境にまで行って、「じゃあ買ってやろう」まで行き着く人はどれくらいいるでしょうか?ブログ主の方ももちろん分かっていらっしゃる(実際に考え込んではいなくても)、消費者心理を読み解くことはむずかしいですが、「買う」までにいたる心理の変化を紐解いた上で、どういった宣伝が必要か、を考察するのがキーだと思います。僕の意見では、「10キロ1万円でも茶碗一杯50円」といううたい文句は、10キロ3,4000円でうたい文句なしのお米には勝てないと思います。
11. Posted by natu    2008年01月03日 18:52
 こんにちわ、宮治さん、アオキです。
はじめて、コメントします。
10キロ1万円のお米に、いろいろなご意見があるのだと、とても興味深く拝見しました。
 さて、私の考えですが、10キロ1万円のお米=最高級って・・・ まともなお米ってことですよね。
 60年前の日本人は、普通に、こんなお米を食べていたのでは・・ まったく同じではないかもしれませんが、農薬まみれではなかったはず。私の親戚は農家で、自分達が食べるためにつくったお米(!!)を貰ったことがありますが、米虫がぞろぞろ湧きました。これが普通だったはずです。
                               つづく
                            
12. Posted by natu    2008年01月03日 18:53
つづき
 そんな普通なお米に、そんな価格がついて、最高級だと大騒ぎするところに、今の日本の不幸があるのでは。
 私個人の考えでは、農家さんにマーケティングなんてやって欲しくないのです。いいお米(普通のまっとうなお米)をつくることだけに専念させてあげたい。
 
 けれど、間もなく、食糧難の時代がやってくる日も近いようです。食料が有り余って安く簡単に手に入るから、残飯も多いのです。食糧難の時代は、日本人に、食やお百姓さんへの感謝を思い出させてくれるでしょう。近い将来の食糧難時代を、そういう風に捉えています。
 日本人は、気がつくと早いです。少しずつ気がつき始めているように、感じています。

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