2006年10月21日
社長業〜儲かる会社をつくる社長の戦略実務 牟田学 産業能率大学出版部
著者の牟田先生は昭和13年生まれ。
学生の頃より事業をはじめ、卒業後も倒産寸前の会社を次々再建して歩いたという。
そして、多くの財界人からの後押しを受けて日本経営合理化協会を設立して理事長に就任。
現在も複数社の会社経営を行うという社長業のプロ中のプロ。
以前、牟田先生の別の本を友人から紹介してもらい、これはすごいと感動し購入した。
今回は偶然にもたまたま本屋で牟田先生のこの本を発見し、即買いして読んだ。
300ページ弱という大作。初版は1982年で、フォントが古く読みづらいかなと思ったが
とんでもない。あっという間に読めてしまった。
とにかく熱い。まえがきを引用すると、
世の中の大多数の社長たちが、事業をみる場合に、まず大企業と中小企業とに分ける。
次いで多いのが、メーカーであるか、商社であるか、サービス業であるか、小売業であるか、
という区分で事業を見る社長たちである。
こんな見方は、就職を探す学生の見方である。断じて、社長が事業をやる場合の見方で
あってはならない。
だいたい、大企業と中小企業とでは、経営のやり方や戦略が根本的に異なるとでも思って
いるのかと言いたい。何ら変わりないのだ。
と、こんな感じで始まる。
多くの本を読むと、強く心に響く本とそうでない本がある。ほぼ同じ内容が書いてあっても。
これは明らかに、誰が書いたかによってもたらされるものなのだろう。
社長業のプロ中のプロが心血注いで書いた本だからこそ、強く心に響くのだろう。
話を戻し、牟田先生はどのような切り口で事業を見るべきと述べているかというと、
自分の事業を、
たった二つの観点からとらえ、手を打つべきだ、と述べている。
受注形態の事業は、仕事の数量も値段も、得意先が決定する。
見込形態の事業は、商品の数量も価格も自分で決定できる。だから
大儲けできる代わりに、売れなければ、在庫が増大し大損をする。
だから事業経営は、その事業が、見込事業であるか、受注事業であるか、
ということだけで戦略も戦術も全く異なってくる。根本的に相違している。
まえがきをざっと要約するだけでこのような内容になっている。
本当に素晴らしい本です。
社長業―儲かる会社をつくる社長の戦略実務 (1983年)
学生の頃より事業をはじめ、卒業後も倒産寸前の会社を次々再建して歩いたという。
そして、多くの財界人からの後押しを受けて日本経営合理化協会を設立して理事長に就任。
現在も複数社の会社経営を行うという社長業のプロ中のプロ。
以前、牟田先生の別の本を友人から紹介してもらい、これはすごいと感動し購入した。
今回は偶然にもたまたま本屋で牟田先生のこの本を発見し、即買いして読んだ。
300ページ弱という大作。初版は1982年で、フォントが古く読みづらいかなと思ったが
とんでもない。あっという間に読めてしまった。
とにかく熱い。まえがきを引用すると、
世の中の大多数の社長たちが、事業をみる場合に、まず大企業と中小企業とに分ける。
次いで多いのが、メーカーであるか、商社であるか、サービス業であるか、小売業であるか、
という区分で事業を見る社長たちである。
こんな見方は、就職を探す学生の見方である。断じて、社長が事業をやる場合の見方で
あってはならない。
だいたい、大企業と中小企業とでは、経営のやり方や戦略が根本的に異なるとでも思って
いるのかと言いたい。何ら変わりないのだ。
と、こんな感じで始まる。
多くの本を読むと、強く心に響く本とそうでない本がある。ほぼ同じ内容が書いてあっても。
これは明らかに、誰が書いたかによってもたらされるものなのだろう。
社長業のプロ中のプロが心血注いで書いた本だからこそ、強く心に響くのだろう。
話を戻し、牟田先生はどのような切り口で事業を見るべきと述べているかというと、
自分の事業を、
「見込形態」か「受注形態」か
たった二つの観点からとらえ、手を打つべきだ、と述べている。
受注形態の事業は、仕事の数量も値段も、得意先が決定する。
見込形態の事業は、商品の数量も価格も自分で決定できる。だから
大儲けできる代わりに、売れなければ、在庫が増大し大損をする。
だから事業経営は、その事業が、見込事業であるか、受注事業であるか、
ということだけで戦略も戦術も全く異なってくる。根本的に相違している。
まえがきをざっと要約するだけでこのような内容になっている。
本当に素晴らしい本です。
社長業―儲かる会社をつくる社長の戦略実務 (1983年)
トラックバックURL
トラックバック一覧
1. 会社 起業/起業のすすめ!クチコミ情報局 [ 起業のすすめ!クチコミ情報局 ] 2006年12月12日 14:19
会社を設立すると言う事は、自分だけの問題ではなくなります。ご自分の家族はもちろん...
コメント一覧
1. Posted by nausika
2006年10月21日 15:13
1,見込形態型か? 受注形態型か?
2,需要創造型か? ニーズ対応型か?
この考え方は、勉強になりました。
自分も、そのような視点で、物事を見てみようと訓練してみます。「参考になった」
1,必要なサービスの提供をする。「例、困っている人へのサービス提供」
2,需要を創造する。「便利なインターネットを作る、普及させるなど」
2,需要創造型か? ニーズ対応型か?
この考え方は、勉強になりました。
自分も、そのような視点で、物事を見てみようと訓練してみます。「参考になった」
1,必要なサービスの提供をする。「例、困っている人へのサービス提供」
2,需要を創造する。「便利なインターネットを作る、普及させるなど」
2. Posted by nausika
2006年10月21日 15:18
サイボクハムも参考になるね。
3. Posted by nausika
2006年10月21日 15:32
見込形態か?
受注形態か?
家を創る場合に、
建築屋さんが、
1,家を創りたい人から受注した 注文住宅をコスト、
儲けを考えながら造るか?
2,建て売りで、家を沢山、創り、値段をつけて売るか?
の様な場合のことですね。
1は、確実な事業ですが、儲けるのには、沢山の受注をしないといけない。
2は、沢山の資本を、使いリスクが大きいが、売れれば、儲けも大きい。
の様なことですね。
受注形態か?
家を創る場合に、
建築屋さんが、
1,家を創りたい人から受注した 注文住宅をコスト、
儲けを考えながら造るか?
2,建て売りで、家を沢山、創り、値段をつけて売るか?
の様な場合のことですね。
1は、確実な事業ですが、儲けるのには、沢山の受注をしないといけない。
2は、沢山の資本を、使いリスクが大きいが、売れれば、儲けも大きい。
の様なことですね。
4. Posted by nausika
2006年10月21日 19:36
「水より安い牛乳」の話の件ですが、
辞めざるを得ないのは、
本当に、何かこれは変ですね。
考えさせられます。
辞めざるを得ないのは、
本当に、何かこれは変ですね。
考えさせられます。
5. Posted by nausika
2006年10月21日 19:41
水より安いといわれる牛乳「10月11日の記事」
ですが、考えてみるとその通りで、「水より安い」
これでは、
経営の採算面で苦しすぎますね。
ですが、考えてみるとその通りで、「水より安い」
これでは、
経営の採算面で苦しすぎますね。
6. Posted by nausika
2006年10月21日 20:30
アメリカの酪農
「酪農に従事する人が減っている」
という記事を見たことがありますが、
「もしかして、1次産業は、
先進国では、何処の国でも、採算性が低くて、
割にあわないとの思いがあり、減っているのかも」
という気がしてきました。
でも、限度を超えて、
減りすぎると大変です。
そんな感想がしています。
「1次産業での、過剰生産が、世界的に、価格を下落させて、
1次産業を疲弊させている」
のかも、という仮設を、
書いて立ててみました。
今後この事は、しばらく、調べてみますが、
もしかして、です。
「酪農に従事する人が減っている」
という記事を見たことがありますが、
「もしかして、1次産業は、
先進国では、何処の国でも、採算性が低くて、
割にあわないとの思いがあり、減っているのかも」
という気がしてきました。
でも、限度を超えて、
減りすぎると大変です。
そんな感想がしています。
「1次産業での、過剰生産が、世界的に、価格を下落させて、
1次産業を疲弊させている」
のかも、という仮設を、
書いて立ててみました。
今後この事は、しばらく、調べてみますが、
もしかして、です。
7. Posted by
みやじ豚.com
2006年10月22日 01:38
nausikaさん、コメントありがとうございます☆
家を造る例の1は、
儲かる受注事業の例ですね。
最も儲からない受注事業の典型が下請けだそうです。
家を造る例の1は、
儲かる受注事業の例ですね。
最も儲からない受注事業の典型が下請けだそうです。
8. Posted by nausika
2006年10月22日 07:48
下請け受注では、コストの計算、設計、
交渉を元請けがしますので、元請けが、儲かるときは、儲かりますが、
下請けは、雇用されているのと同じ。
でも、受注、計算、設計、交渉は、元請受けがしてくれるので
下請けは、その分は楽です。
下請けも、下請けの仕事を受注して、
その間に、元請けになれる
力をつけるように努力するようです。
儲かる事も重要ですが、
損をしないことも需要だと思います。
1次産業は、構造的に、アメリカでも
儲かる仕組みを工夫しないと食品加工とか、
大手のスーパー、農協「販売側の」
の下請けになり、儲からなくなるようです。
コスト決定権を奪われているので、
ぎりぎりまで「赤字ぎりぎりまで、または、赤字になるまで」
安くさせられる構造があると思います。
交渉を元請けがしますので、元請けが、儲かるときは、儲かりますが、
下請けは、雇用されているのと同じ。
でも、受注、計算、設計、交渉は、元請受けがしてくれるので
下請けは、その分は楽です。
下請けも、下請けの仕事を受注して、
その間に、元請けになれる
力をつけるように努力するようです。
儲かる事も重要ですが、
損をしないことも需要だと思います。
1次産業は、構造的に、アメリカでも
儲かる仕組みを工夫しないと食品加工とか、
大手のスーパー、農協「販売側の」
の下請けになり、儲からなくなるようです。
コスト決定権を奪われているので、
ぎりぎりまで「赤字ぎりぎりまで、または、赤字になるまで」
安くさせられる構造があると思います。
9. Posted by nausika
2006年10月22日 07:58
受注と、見込みの話から、考えると
1次産業の人は、損をしないように、
下請けになっているので、
儲からない産業になっている傾向があると思います。
でも、元請けになると、儲かることもありますが、
損をするリスクも高くなります。
1次産業の
下請けから、
元請けまでの構造改革をしないと儲かるようには、
改革できないと思います。
とはいえ、なかなか、
国民の、1次産業の重要さの認識を高めて、やっていけるようにする必要があると思います。
食べ物は、石油と同じか、それ以上の、
重要な、貴重な資源です。
1次産業の人は、損をしないように、
下請けになっているので、
儲からない産業になっている傾向があると思います。
でも、元請けになると、儲かることもありますが、
損をするリスクも高くなります。
1次産業の
下請けから、
元請けまでの構造改革をしないと儲かるようには、
改革できないと思います。
とはいえ、なかなか、
国民の、1次産業の重要さの認識を高めて、やっていけるようにする必要があると思います。
食べ物は、石油と同じか、それ以上の、
重要な、貴重な資源です。
10. Posted by
みやじ豚.com
2006年10月23日 11:56
nausikaさん、コメントありがとうございます。
今まで様々な農家の方から話を聞いてきて、都市農業においては
どれだけ多様な販売チャネルを持っているかがポイントのような
気がしています。
自分で売れる分は売って、自分でさばけない分は市場に出す。
こうすると、リスクを最小限に軽減し、尚かつ自分のこだわりを
訴えて価格をつけて販売できるようです。
ごくごく当たり前のことですが・・・
今まで様々な農家の方から話を聞いてきて、都市農業においては
どれだけ多様な販売チャネルを持っているかがポイントのような
気がしています。
自分で売れる分は売って、自分でさばけない分は市場に出す。
こうすると、リスクを最小限に軽減し、尚かつ自分のこだわりを
訴えて価格をつけて販売できるようです。
ごくごく当たり前のことですが・・・













