2006年02月21日

日本における有機農業の可能性

マザーズ・グループ代表の小野敏明氏は、「オーガニック栄えて日本の農業滅びる」
とコメントしました。

消費者の心理としては、
食べる野菜はやっぱり有機がいいよね、でも一個100円のキャベツと
200円のキャベツが並んでいたら、100円のキャベツを買っちゃう。

小売店も、
競争が激しく他店より少しでも安く売らないとお客さんに買ってもらえない、
と考え、安売り競争に突き進む。

その結果、割を食うのは農家。

小売店も血のにじむようなコスト削減で今の価格を実現しているのはよくわかります。
しかし、農業に、特に有機農業に関していえば、効率化、コスト削減というのは対極にある。
除草剤をまかなければ雑草が生えるというのは、自然の原理原則。
この雑草を抜くという作業だけでも、一体どれだけの時間を費やすのか。

有機で作ってくれ、でも支払いは通常の野菜と一緒ね。

これでは、とてもではないが有機農家は生きていけない。
そして、農協や卸の会社も、有機野菜に対してそれだけの支払いができないでいる。

というわけで、有機農業は通常のシステムにはなじまないのです。
それじゃあ、有機農家はどうやって売っているのかというと、

「生活者に直販」なんです。

インターネットを当たり前のように使用している、今こうしてブログを
読んでいる人にとっては、何の面白みもない答えかもしれません。


僕が言いたいのは、直販が大事だということではなく、これからの時代、
本当に自分の食べたいものを生産してくれる農家を買い支える、
という意識が生活者には必要になってくる、ということです。

「生活者が買い支える」ということです。


という考えに至るのも、
七沢農園さんも、「銀座の料亭街でみやじ豚とワインを。@銀座木挽町W」
でお野菜を提供してくださったながしま農園さんも、自分で売り先を持って
いるという共通点をみたからなんです。
結局買ってくれる人がいないと、産業は成り立ちません。そういう意味では、
売り先を持っているというのは、買ってくれる人がいるということです。


七沢農園さん、すごいんです。農協への出荷はゼロ。全てが直販。
個人の生活者の方へ販売してほぼ全て口コミで広がっていったそうです。
それから、野菜のフルコースを出すお店に出荷しています。

「獲れるものを送ってください。料理は届いた野菜をみて考えるから。」

なんて感じらしいです。かっこいいですね。


オーガニック栄えて日本の農業が滅びるか滅びないかは、生活者にかかっています。


みやじ豚.com 宮治勇輔

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コメント一覧

1. Posted by 完志郎    2006年02月22日 09:20
毎度。
この話いいね〜。

ボクだから、ほとんど農業のこと知らないボクだから言うと、
もっと、情報をオープンにすればいいのにって思うんだ。

野菜ってのはさ、豚ってのはさ、今日明日に出来るものじゃないじゃない。
だから、こうもっと
プロセスとか、こだわりとか、他とどう違うのかとかをもっともっとオープンに情報として出してくれればいいのにって思うんだよ。

それがさ、こうフリーペーパーとかで、「あぐり」みたいなのがあって、
こう全国の食べるもの自体の情報がつまってて、かつ注文出来ちゃうし、使用してるお見せの情報なんかもあって、かつ教育もなんてのがあると、
オレは読みたいし、買いたいし、お店に行こうと思うし・・・。

そう
2. Posted by みやじ豚.com    2006年02月24日 12:06

生協のような生活者のグループは情報を集めて、全国から氏素性のしれた
農作物を買えるようにしてますね。

でも、農家自身で情報発信というのは、まだまだかな〜。
もしかしたら、結構しているのかもしれないけど、アンテナにはなかなか
引っかからない。
一番いいのは、自分の身近な人からそういう話を聞く、農作物を購入するって
ことだと思うんだよな〜。

きっと僕が書いたから完志郎さんも反応したんだよね。

身近なところからだよね・・・

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